ごあいさつ

   

 広陵太子会は現在、奈良県警・大阪府警の警察官や医師、会社員など職業様々な指導者に囲まれて成り立っています。
 会旗に掲げた『風』の一文字と会員で揃えた竹刀袋の『如風一陣烈亦優(烈しく、また優しき一陣の風のごとくに)』という漢詩は会の顔の一つです。『風』は風林火山の『疾きこと風の如く』が由来です。竹刀袋の言葉は、保護者の方が子供たちに寄せて書いた『時には野分のように烈しく 時には春風のように優しく 一陣の風になれ…』という詩を元にしました。
 子供たちには「力強く気品のある剣道」をして欲しい。子供のうちに根の大きな土台のしっかりした剣道を学び「生涯剣道」を目指して欲しいと願っております。


   
 
   

◆白胴着について
 子供たちの着る胴着には、紺・白・格子柄など色も種類も複数ありますが、広陵太子会は基本として白胴着・白袴です。この「白」に関しては、「犯罪に巻き込まれないように」との思いを道場長として込めています。
  私は以前職業柄、たくさんの子供の悲しい事故を見てきました。だから、子供たちは絶対にそんな目に合わせたくはありません。
 広陵太子会の稽古は、週2回が午後7時から始まり、9時半に終了します。暗い稽古の行き帰り、子供たちが事件・事故に巻き込まれないようにという配慮がこの『白』にこめられているのです。

 
   
    道場長  楠本 茂        

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